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㈱ポラスタン設立にあたって

【ご挨拶】

私たちは、株式会社ポラスタンを立ち上げました。
その理由は、危機感からでした。

ITの分野では、大航海時代ともいえる時代の大変革が到来しています。
でもこの日本では、残念ながら、この波に乗り遅れているどころか、後進国となってしまっています。そのことにすら気づかれていない人が多いと言わざるを得ません。

日本の経済は、取引額において大きな割合をしめる中国や米国に比べてインターネットを利用した小売ビジネス(以下「EC事業」)に乗り遅れており、内需外需ともにEC市場を充分に取込めているとは言えない状況です。

内需においては、EC事業は成長市場であるのは言うまでもありませんが、スマートフォンの普及にともなったネット販売が爆発的に拡大しており、今後この市場を取り込めない企業は発展を期待できないととらえています。

また、日本は人口減少に歯止めがかからず、このまま内需依存の経済を脱却して外需を積極的に取り込めなければ、今後日本経済は発展を望めない状況です。

ただ、絶望的な状況にあるわけではありません。各種経済調査によれば、日本の生産品は、品質の良さから未だ人気があり、販路があれば今後も需要が高い産品が多いと確信しています。日本製品は、成長著しい中国市場を始めとしたアジア圏域には今でも絶大な人気があり、事実、越境EC市場の成長率は破竹の勢いとなっています。今後、この市場を優位に取込んでいければ、国内企業や日本経済にとって大きな成長を期待できると確信しています。

このような市場性を睨みながら、Think globally Act locally「世界的視野に立ち、地域に密着した活動を展開する」をモットーに、埼玉県内を中心とした地域資源を各企業のEC化を後押しすることで世界中に発信し、和の製品を世界中に販売し、日本の地位を上げるとともに、国内の地域経済を発展させる原動力になりたいと考えています。

そこで、長年EC化事業を実際に営み、EC化のみならず物流も一気通貫でこなす成長著しい株式会社エランドのノウハウを生かし、その事業を新会社がフォローするとともに、更なる拡大のために必要なインフラを整備することを新会社の柱にし、日本経済に貢献していきたいと考えています。

特に、近づいているラグビーワールドカップ2019や2020東京オリンピック・パラリンピックの開催を目前に控え、海外からの来訪者や日本について関心を持つ消費者が増えることから、その層との接点を設けて、今後の越境EC化推進事業に弾みをつけたいと思います。

弊社の名前「ポラスタン」は、ドイツ語で北極星を意味します。経済が今まさに大航海時代に突入している中で北極星のように羅針盤的存在になりたいという思いがあります。少し不遜ではありますが・・・

北極星は、天の北極に最も近い輝星を意味します。21世紀時点の地球の北極星は、こぐま座α星の恒星ポラリスです。ポラリス (Polaris)は北極星として固定ではなく、地球の地軸が移動したり、ポラリスも移動しているので長い年月をかけて変わっていきます。

自分たちが終生中心だということでなく、北極星もそうであるように謙虚に敏感に時代をキャッチして羅針盤的存在になりたいと思っています。

 

平成30年9月10日

株式会社ポラスタン
代表取締役社長 菅克己